犬の骨格

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 犬の歩き方というのは、指で体を支える趾行(しこう)性で、肉球(4つの指球(趾球)と1つの掌球(蹠球))と爪が地面についています。爪は先が鈍く、走るときにスパイクの役割をする。爪を獲物を捕えるための道具とするものが多いネコ類とは異なり、犬科の動物は爪を引っ込めることができず、各指は広げることができないのです。
 ネコ類と第3指(中指)と第4指(薬指)の長さが同じです。第1指(親指に相当する)は退化して4本指の構造となっているが、たまに後肢が5本指のイヌもいる(こうしたイヌの後肢の第1指「狼爪」と称する)。前肢は5本指の構造となっているが、その第1指も地面には着きません。

 前肢はほとんど前後にしか動かず、鎖骨は失われています。股関節は、靭帯による制約が少ないために、他の家畜類に比べて可動性が広く、後肢を頭をかくのに用いたり、排尿時に高く持ち上げたりすることができます。 

 肋骨は13対で、ヒトより1対多く、走るのに必要な肺と心臓は、体のわりに大きい。心臓は球形に近く、特に左心室が大きい。尾は走っている時などの方向転換に使われ、これはオオカミなどに比べると短いです。また、日本犬に多く見られるように巻き上がっているものがあるのは、一部が退化して弱くなっているためです。